想い -omoi- series
物語
Hearts Grow
くだらない話で笑い転げた、あの教室の時間も。
気づけば全部、かけがえのない物語になっていた。
INTRO
恋ではなく、友との日々を振り返る
「想い -omoi-」シリーズ第11弾は、Hearts Grow「物語」です。これまでの10曲がほとんど恋愛の想いを描いてきたのに対して、この曲が見つめているのは友人と過ごした学生時代、いわば青春そのものです。
2006年12月6日発売の3rdシングル『ユラユラ』にカップリング曲として収録されたこの曲。表題曲「ユラユラ」がアニメ「NARUTO」のオープニングテーマとして広く知られる一方、「物語」はメンバー自身の手による、より内省的な一曲です。
WHY THIS SONG
選んだ理由と、思い浮かぶ景色
この曲を選んだのは、恋愛の切なさとはまた違う、卒業ソング的な郷愁がまっすぐに響いてくるからです。特別な出来事ではなく、何でもない毎日こそが、後から振り返ると一番の宝物になっているという感覚に、静かな説得力があります。
浮かぶ情景
放課後の教室に差し込む夕方の光。友達とのくだらない話で笑い転げて、先生に怒られてもなお笑いが止まらなかったあの時間。
共感のポイント
当時は当たり前すぎて気づかなかった日常が、離れてから初めて「物語」だったと気づく感覚。誰にでもある、あの頃への郷愁。
LYRIC & WORLDVIEW
何でもない日常が、「物語」になるまで
タイトルの「物語」が示す通り、この曲が描いているのは特別なドラマではなく、日々の積み重ねそのものです。授業中の他愛のないお喋りや、先生に叱られるような些細な出来事。当時はただの日常でしかなかったそれらが、時間を経ることで、かけがえのない一つの物語として形を持ち始める。
この視点の転換にこそ、この曲の切なさと温かさが同居しています。過ぎ去った時間を惜しむだけでなく、それがあったからこそ今の自分がいるという肯定的な眼差しが、曲全体を優しく支えています。
ARTIST
Hearts Growというバンド
Hearts Growは、沖縄県本部町出身の6人組バンド。2006年10月18日、シングル「Road」でメジャーデビューを果たしました。アニメ「NARUTO」「出ましたっ!パワパフガールズZ」「銀魂」など、数々の人気アニメ作品とのタイアップで知られ、幅広い世代に親しまれています。
「物語」は、そうした華やかなタイアップ曲の陰に隠れがちなカップリング曲でありながら、メンバー自身の言葉で紡がれた、バンドの原点とも言える等身大の一曲です。
MESSAGE