【想い -omoi-】何度も 青山テルマ

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何度も − 青山テルマ|想い -omoi- series

想い -omoi- series

何度も

青山テルマ

夏が来るたびに、ふと蘇る恋がある。
終わってしまった季節を、何度も辿るための音楽。

切なさを、何度でも

「想い -omoi-」は、特定のアーティストではなく、一曲一曲の「切なさ」そのものに焦点を当てて綴っていくシリーズです。ジャンルもアーティストも違えど、聴くたびに胸の奥がきゅっと締めつけられる曲には、共通した何かがある気がしています。

その第一曲に選んだのは、青山テルマの「何度も」。2008年、大ヒットシングル「そばにいるね」に続く形でリリースされたこの曲は、夏という季節に強く紐づいた、特別な切なさを持つ一曲です。

選んだ理由と、思い浮かぶ景色

「何度も」は公式に「夏限定失恋ソング」と位置づけられている楽曲です。二人でずっと一緒にいられると信じていたのに、どうすることもできずに終わってしまった恋。その記憶が、夏が巡ってくるたびに何度も呼び起こされる――そんな構造そのものに、切なさの核があると感じています。

浮かぶ情景

蝉の声がふっと止んだ夕方、線香花火の最後の一粒が落ちる瞬間。まだ何か言葉を交わせたはずなのに、何も言えずに終わってしまった時間。

共感のポイント

恋そのものよりも、「季節が来るたびに思い出してしまう」という感覚。忘れたつもりでいても、暑さや夕焼けの色にふと引き戻される瞬間は、多くの人に覚えがあるはずです。

「何度も」というリフレインの意味

この曲の核になっているのは、サビで繰り返される「何度も」という言葉そのものです。一度きりの感情ではなく、同じ想いが繰り返し押し寄せてくる――その反復こそが、失った恋の重さを物語っています。

過去に描いていた「二人の未来」は、もう手に入らないものとして歌の中に置かれています。それでも「何度も」思い出してしまうのは、後悔というより、その恋が確かに大切だった証拠なのかもしれません。夏の眩しさと、恋が終わった寂しさ。相反する二つが同居しているからこそ、この曲は単なる悲しい曲では終わらない余韻を残します。

RELEASE2008.07.09
POSITION3rdシングル
THEME夏限定失恋ソング

青山テルマという歌い手

青山テルマは、2007年にSoulJaのシングルへゲスト参加したことをきっかけに注目を集め、翌2008年、そのアンサーソングとして発表された「そばにいるね」が大ヒット。2000年代を代表するラブソングの一つとなり、一躍時の人となりました。

「何度も」は、その勢いを受けて発表された3rdシングル。制作にあたってはボーカルの表現域をさらに広げる挑戦がなされており、伸びやかな高音と、揺れる感情を等身大の言葉で綴るスタイルが、この曲の切なさに深みを与えています。

この曲を聴いてほしいとき

夏の終わりに、ふと誰かを思い出したなら。
忘れたはずの記憶が、何度でも戻ってくる夜に。