想い -omoi- series
もうおしまい
CHIHIRO
終わらせる勇気が、次の恋を連れてくる。
曖昧な関係にそっと区切りをつけるための音楽。
INTRO
切なさの先に、前を向く強さを
「想い -omoi-」シリーズ第2弾は、CHIHIROの「もうおしまい」です。一曲目の青山テルマ「何度も」が、繰り返し蘇る記憶の切なさを描いていたのに対して、今回の一曲は少し違う種類の切なさを持っています。それは、終わらせる決意そのものが持つ痛みと、その先にある解放感です。
2020年5月20日に配信リリースされたこの曲は、同年7月発売のアルバム『Rose Quartz』に収録。「恋が成就する」効能を持つとされるパワーストーンの名を冠したこのアルバムの中で、「もうおしまい」はまさに、恋を終わらせるためのお守りのような一曲として位置づけられています。
WHY THIS SONG
選んだ理由と、思い浮かぶ景色
CHIHIRO自身のコメントによれば、この曲が描くのは「肩書のない恋」「都合のいい関係」から抜け出せずにいる女性の姿。分かっていながらもやめられない、そんな恋の在り方に切実さを感じてこの曲を選びました。
浮かぶ情景
既読のまま動かないトーク画面を、何度も開いては閉じる深夜。都合のいい時にだけ届く連絡を、期待しながら待ってしまう自分への苛立ち。
共感のポイント
「終わらせたい」と「終わらせたくない」が同時に存在する矛盾。頭では分かっているのに、心がまだ追いついていない、その揺れそのものへの共感。
LYRIC & WORLDVIEW
「もうおしまい」という言葉が持つ、二つの意味
タイトルの「もうおしまい」は、一見すると悲しい終わりの言葉に見えます。けれど、この曲全体を通して描かれているのは、終わりを告げることでしか始まらない前進のかたちです。曖昧な関係にしがみつくことをやめる、その決断の瞬間こそが、次の一歩へのスタートラインになっている。
アルバムタイトルの『Rose Quartz』が象徴する「恋が成就する」お守りの意味と重ね合わせると、この曲は失恋の記録ではなく、これから訪れる恋への準備のように響いてきます。終わりの言葉が、実はおまじないだった――そんな構造が、この曲の切なさをただの悲しみで終わらせません。
ARTIST
CHIHIROという歌い手
CHIHIROは「泣き歌」を中心に、独自の視点で恋愛を描くシンガーソングライター。自らペンを取り、多くの女性の共感を呼ぶ楽曲を生み出し続け、配信チャートの上位に軒並みランクインする実力派として知られています。
「もうおしまい」の作詞・作曲もCHIHIRO自身の手によるもので、編曲にはトオミヨウを迎えて制作。MVには内山愛が出演し、女性の凛とした美しさと儚さを、楽曲の世界観とともに映像で表現しています。
MESSAGE
