想い -omoi- series
ひまわり
福原美穂
植えた種が育っていくように、想いも少しずつ形を変えていく。
大切な人を胸に、前を向いて歩くための音楽。
INTRO
それでも、前を向いて歩いていく
「想い -omoi-」シリーズ第3弾は、福原美穂「ひまわり」です。ここまでの2曲が「終わってしまった恋愛」を軸にした切なさだったのに対して、この曲が描くのは少し違う種類の想い。大切な人との別れを胸に抱きながら、それでも成長し、明日に向かって生きていく強さです。
2008年7月16日リリースの本作は、福原美穂自身の実体験がもとになったバラード。デビュー曲「CHANGE」に続く2ndシングルとして発表され、彼女の楽曲の中でも特に多くの人の心を掴んだ一曲として知られています。
WHY THIS SONG
選んだ理由と、思い浮かぶ景色
この曲を選んだのは、切なさの質がまっすぐで嘘がないからです。実体験をもとにした歌詞だからこそ、大切な誰かを思う気持ちに、余計な装飾がありません。だからこそ、聴く人それぞれの「大切な誰か」に重ねやすい普遍性を持っていると感じます。
浮かぶ情景
小さな種を土に埋めた幼い日と、それが背丈を超えるまで育った夏。同じ場所に立っても、隣にいた人はもういない、その静かな時間の流れ。
共感のポイント
悲しみをそのまま留めておくのではなく、育てていく強さへと変えていく過程。誰かを失っても、その人と過ごした時間が今の自分を支えているという感覚。
LYRIC & WORLDVIEW
種から花へ、幼さから強さへ
「ひまわり」というモチーフが秀逸なのは、その成長の過程そのものが、歌の主人公の心の成長と重なっている点です。種を植えた頃のまだ幼かった自分と、花が咲くまでの時間の中で少しずつ強くなっていく今の自分。ひまわりが太陽の方を向いて咲く花であることも、見守ってくれている誰かの存在を想起させます。
タイトルに込められた温かさは、悲しみを否定するものではなく、悲しみごと抱えて前に進むための光として描かれているように感じます。だからこそ、聴き終えたあとに残るのは重さだけでなく、静かな肯定感です。
ARTIST
福原美穂という歌い手
北海道出身の福原美穂は、”奇跡の歌声”と称されるソウルフルなヴォーカルで知られるシンガー。デビュー曲「CHANGE」がスマッシュヒットとなり、その勢いのまま発表された「ひまわり」で、実力派アーティストとしての評価を確立しました。
和田アキ子との共演をはじめ、業界内でも歌唱力に対する評価が高く、実体験に根ざした説得力のある歌詞と、聴く人の心を熱く包み込むような歌声が、彼女の音楽の大きな魅力になっています。
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