私が音楽を好きになる理由
―― 平成の音楽が教えてくれた、感情との向き合い方
音楽を聴くことは、
自分の気持ちを大切にすること。
音楽を聴いている時間が、好きだ
作業をしながら、何かをしながら、ふと音楽を聴く。気づけばそれが、もう日常の一部になっている気がする。
音楽を聴いていると、一番落ち着く。自分だけの時間になって、少しだけ日常から離れて、自分の世界に戻れるような感覚がある。だから僕にとって音楽は、「趣味」という言葉だけでは、少し言い表せないのかもしれない。
音楽からもらうのは、「元気」だけじゃない
音楽を聴いて元気をもらうこともある。でも僕の場合、それ以上に大きいのは、いろいろな感情を感じられることなんだと思う。
切なさ。寂しさ。温かさ。愛しさ。懐かしさ。
そして、少しだけ前を向けるような気持ち。
僕が惹かれる音楽には、そんな感情が込められていることが多い気がする。
「切ないけれど温かい」
「寂しいけれど、どこか前を向ける」
一つの感情だけでは終わらない曲。聴いているうちに、曲の中にある気持ちに自分自身を重ねてしまう。そんな瞬間が、きっと好きなんだと思う。
歌声、歌詞、メロディー ―― そのすべてがつながった世界観
僕にとって「良い曲」って、単純にメロディーが良い曲というわけではない気がする。
その歌声に、歌詞や感情が自然に乗っていること。聴いていると、曲の情景や世界が頭の中に浮かんでくること。そういうものが重なったとき、「この曲、いいな」で終わらず、いつの間にか聴き入ってしまう。
歌詞の意味を考えたり、自分の経験や気持ちを重ねたり。時には、想像しているうちに涙が出てくることもある。歌声も、歌詞も、メロディーも、僕にとってはどれも欠かせないもので、その一つひとつが自然につながって、ひとつの世界を作っている。そんな音楽に強く惹かれるのだと思う。
「ちゃんと意味のある歌詞」が好き
なかでも歌詞には、かなり惹かれる。ただ言葉が並んでいるだけでなく、「この歌は何を伝えようとしているんだろう」と考えたときに、その意味がちゃんと伝わってくる歌詞が好きだ。
誰かを想う気持ち。離れてしまった人への想い。
忘れられない気持ち。前に進もうとする気持ち。
誰かを大切にしたい気持ち。
そういうものが、きちんと言葉になっている歌に惹かれる。
時には、「これ、自分が言いたかったことかもしれない」と思うこともある。自分ではうまく言葉にできなかった感情を、歌が代わりに言葉にしてくれる。それが、僕にとって音楽の大きな魅力のひとつなんだと思う。
僕の音楽の軸にあるのは、平成J-POP
そして、僕の音楽を語るうえで外せないのが、平成の音楽。特に2000年代を中心とした音楽だ。
誰もが知る「平成の名曲」だけを聴いてきたわけではない。むしろ僕は、もう少しコアなところが好きなのだと思う。一度や二度ヒットした代表曲だけでなく、そのアーティストが残してきた曲の中から、自分に響く一曲を探すことが好きなんだと思う。
昔から知っていたアーティストでも、「こんな曲があったんだ」と思うことがある。それが今の自分の気持ちに驚くほど重なることもある。だから昔の音楽を聴くことは、僕にとって単なる懐かしさだけではない気がする。過去の音楽を、今の自分がもう一度見つけ直す ―― そんな楽しさもある。
今、新しい音楽を次々と追いかけているわけではない。それでも、僕の音楽の軸は今も変わらず、この時代の音楽にある。
音楽がない生活は、今では考えられない
もし音楽がなかったら、今の自分は少し違っていたと思う。特に感情の部分は、大きく違っていたかもしれない。
音楽を聴いて、笑ったり、切なくなったり、懐かしくなったり、涙したり。誰かを想う気持ちを感じたり、前を向こうと思ったり。そういう時間を積み重ねてきたからこそ、今の自分があるような気がする。
だから、音楽がない生活は、もう想像できない。それくらい、音楽は僕の日常の中に自然に存在している気がする。
音楽を聴いていると、自分の気持ちに気づくことがある
音楽からもらったものは、たくさんある気がする。前を向くこと。諦めないこと。時には、諦めることも大切だということ。誰かを大切にすること。相手を尊重すること。何かを守りたいと思うこと。
音楽は、そういう気持ちを直接教えてくれたというより、曲を聴いて、自分の中にある感情と向き合うきっかけをくれたのだと思う。
「本当はこう思っていたんだ」
「この気持ちは大切にしたいな」
そんなふうに、自分の気持ちに気づかせてくれる。だから僕は、音楽を聴くことで、少しずつ「気持ちを大切にすること」を知ってきたのかもしれない。
これからも、音楽を聴いていたい
僕が音楽を好きな理由を、一言で説明するのは難しい。歌声が好き。歌詞が好き。メロディーが好き。平成の音楽が好き。もちろん、それも全部本当だ。
でも、その奥にあるのは「音楽を聴くことで、自分の感情を感じることができるから」、そして「自分の気持ちを大切にすることができるから」なんだと思う。
音楽を聴いている時間は、僕にとって自分自身に戻れる時間。これから先どれだけ時間が経っても、昔の曲を聴き返して懐かしくなったり、今まで知らなかった一曲に出会ったり、そのときの自分の気持ちに重なる曲を見つけたり ―― そんなふうに、これからも音楽を聴いていたい。
きっとこれからも、音楽は僕のそばにあり続けると思う。
それが、僕が音楽を好きな理由だ。

